山登り~北アルプス③

(2011年~現在)

2011.10.16

焼岳

P10306511_2 2011年10月9日(日)、日帰りで焼岳(2455m)に行ってきた。
今回のメンバーは職場の同僚5人(男3、女2)。
私以外の4人は山登りの経験はごく浅く(あるいは無い)、もともとは「富士山に登ってみたい」と集まったメンバーなのだが、富士山は台風で計画が流れ、あえなく中止。
しかし、もともと山登りを始めたいと思っていたようで、非公式ながらも職場で登山部を発足し、今回、第1回目の登山となった。
10月9日は3連休のど真ん中。しかも上高地一帯が1年で一番混雑するらしい。
計画を立てているときから、「どんだけ混んでいるんだろう…」と不安がよぎる。

夜0時頃浜松を出発し、今回は高山経由から安房トンネルを通り沢渡へ。
上高地入りする時にはいつも車を停めている村営第二駐車場に、朝5時頃に着くが、すでに満車。ゲートまで10台くらい並んでいたが、この時間に出ていく車があるとは思えないので、沢渡への駐車はやめ、焼岳の新中ノ湯ルートの登山口へ向かう(これは予想通り)。
新中ノ湯ルートの登山口も混み合っていて、登山口直近の駐車場には停めれなかったが、少し登った道沿いに平らなスペースがあり、そこに停めることができた。

6時半頃、新中ノ湯登山口を登り始める。
いつものメンバーに比べるとスローペースだが、今日の行程はそれほどでもないので、大丈夫。
そして、2時間ほど樹林帯を歩くと、展望が突然ひらけてくる。
P1030641_2P1030649_2山に来て良かったと思える瞬間。いい眺めだ。
Pa090042 北アルプスは紅葉の真っ最中。今年の紅葉はかなりの不作らしいけど、でも、この青空のおかげで、緑も赤も黄色も十分に綺麗だ(でも、たしかに、葉はくすんだ感じでしたね)。P1030668_3
P1030676_4P1030716_2P1030689_2P1030688_2P1030672_3 1時間ほど  (?)登ると、緑は無くなり、硫黄臭の漂う岩場の道となる。
焼岳は活火山。直近では1962年に噴火をしているらしい。
Pa090056人がたくさんだ・・・。富士山みたいな混雑だな。
P1030726P1030727P1030730P1030738頂上に行く道が順番待ちで時間がかかりそうだ。
皆に聞くと「頂上へのこだわりは無い」という。僕も無い。
ほんとうはこのあたりでご飯でも、と思っていたが、混んでいて落ち着けるスペースも無いので、頂上まで行くのはやめ、上高地側へ下山する。
Pa090057穂高連峰や上高地が見える。気持ちいい眺めだ。
P1030753_2P1030761P1030763P1030776ゆっくりと下山。そして4~5mのハシゴ場での順番待ち渋滞もあり、上高地に下山したのは午後4時頃。
P1030785上高地帝国ホテルで1500円(!)のケーキセットを食べ、タクシーに乗り、車まで戻ってきた。

帰りは平湯温泉の入浴施設「ひらゆの森」に寄り(これも大混雑!)、浜松へ戻ってきたのが夜中1時頃。

焼岳はまた登りたいと思える山だった。
今度は混んでいないときに登って、頂上でゆっくりご飯でも食べよう。
特に新中ノ湯側は道も安全だし(噴火しない限りね)、この往復ルートでも十分かもしれない。

おわり。


   

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2011.09.25

薬師岳~2日目

P103060019月12日(月)。薬師岳2日目。
昨夜は夜の8時には寝た。
大部屋に布団を敷き詰めて寝るから、暗がりの中、夜中トイレに立ったと思われる人に足を蹴られ、目を覚ました。
夜中の2時半。外に出てみた。
山小屋泊ではあるが、僕は時々夜中に外に出ることがある。星を見るためだ。
山の上で見る星は下界とは比べ物にならないほど綺麗で、近くに見えることがある。
しかし、今回は若干雲がかかり気味でいまいちだった。
二度寝をし、朝5時半頃起きる。山の朝は早い。これでも僕らは遅いほうだ。
山は雲も少なく、風も気持ちいい。槍ヶ岳も白山も見える。
P1030598P1030602朝飯を食べ、7時頃山小屋を出て、下山する。
P1030608P1030611P1030612P1030616P103062011時ちょい前、駐車場の折立に戻ってきた。
ほんとうは途中でコーヒー飲んだりラーメン食べたりしたかったのだが(せっかく持って行ったし)、暑すぎて、とてもそんな気にはなれなかった。
薬師岳は、安全な道で登りやすかった。
でも、太郎平小屋から、北アルプスの秘境と言われる「雲ノ平」方面へ向かう人たちをみて「いつかは僕も・・・」と思った。でも1泊2日じゃ無理。いつ実現することやら・・・。

おしまい。


    

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2011.09.17

薬師岳~1日目~

P9110028今年最初で最後の山登り(?)
北アルプスの薬師岳に行ってきた。

9月10日(土)の夜23時頃、浜松を出発し、富山県の立山へ。立山のコンビニ駐車場で若干の仮眠をとり、6時にゲートが開く有峰林道(小見線)を通り、登山口の折立へ。
本日のメンバーは、浜松からエマーソン、私、福井からBBちゃんの3人。
7時半頃、薬師岳へ向け登り始める。
P1030515_31時間弱登り、三角点を過ぎた頃から視界が開け、遠くに剱岳が見えるようになる。








1090991_img剱岳、、、このブログを始める前の2006年9月、僕ら3人はこの山を登った。
「つるぎ」という名前のカッコよさもあり、また名前のとおり一般ルートにしてはかなりの難所もあることから、ここを登れば山の経験値が上がる気がしていた。
しかし、難所の「カニのタテばい」や「カニのヨコばい」は僕にとっては、やっぱりとんでもなく怖く、「高いところは苦手だ」ということを再認識する結果となった。
剱岳を登ったことは、僕の山登りの中でもとても素晴らしい経験となったのだが、僕はたぶん剱岳には二度と登らない(やっぱり高いところは苦手だ)。
←カニのタテばい
ここを登って行くわけだが、写真を撮った場所から下にもまだ斜面が続いている。一歩足を踏み外すと、、、、終わりです。

さて、今回の薬師岳。山頂の標高は2926メートル。
登山口から山頂までの高低差は約1600メートル近くあり、けっこうハードかとも思われたが、登山道も整備されており、危険な箇所など1つも無く、また勾配が比較的緩やかだからか、思ったよりは楽だった(思ったよりは・・・です)。
P1030521P103052911時すぎ、太郎平小屋に到着し、1時間半近く昼飯休憩。
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2時半頃、本日宿泊する薬師岳山荘に到着。
P1030545 P1030547
ザックを置いて、小屋から1時間ほどの薬師岳山頂を目指す。
一度休憩した身体には、この最後の登りが精神的にキツく感じた。
山頂からの眺めは、ちょっと雲がかかって遠くが見えなかったのが残念だ(まぁ山の午後だから仕方ないか)。
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