笠ヶ岳～３日目～

３日目。笠ヶ岳山頂で日の出を見ようと、朝の４時半頃山荘から抜け出します。
僕の適当な予想に反し、天気はものすごく良さそうです。

徐々に空が明るくなっていきます。
が、しかし・・・日の出を前に、あっという間に厚い雲が出てきてしまいました。
でも、その雲もなかなかいい感じ。
何故か空に線ができ、部分的に明るくなってます（左の写真）。
太陽が出てきました。
朝の光が射す中、登山客は山小屋をあとにします。
笠ヶ岳と笠ヶ岳山荘。
槍ヶ岳は思いっきり逆光でしたが、穂高連峰がきれいに見えます。遠くには富士山も見えました。
山小屋の前でコーヒー沸かして朝食をとった後、僕らも出発です。
爽やかな朝です。
「きれいな景色だね～」
「そうでもないで」
「きつい登りやな～」
「そうでもないよ」
こんな否定だらけの会話を延々としながら、稜線を歩きます。
爽やかな朝です。

写真の真ん中、一番高い山が笠ヶ岳。
稜線から外れ、杓子平カールへと下っていきます。ここから長い下りが始まります。


日本にもかつて氷河時代があり（１万年以上前？）、カール地形というのは、その氷河によって山頂部がけずられてできた地形のことです。
杓子平カールを抜けると、一層きつい下りが始まります。

笠新道は、稜線から約４時間の急な下り坂。うんざりするほど長いです。
下りきって笠新道分岐に着いた頃には、膝が大爆笑してます。
ダラダラと、ほぼ平らな林道を新穂高温泉へ向けて歩きます。この頃には疲れて無言・・・
新穂高温泉へ戻ってきました。
売店でジュースを買い、アイスを買い・・・
その後は温泉に入って・・・飛騨牛カレーを食べ・・・
BBちゃんとお別れした後、下道で５時間かけて浜松まで戻ってきました。
あぁ、疲れた・・・。